【撮って出し】カメラ本体で色調補正をしよう【Canon Eos kiss X7使用】

はじめに

こんにちは、CanonユーザーのスタッフYです。
あなたのメイン使用カメラのメーカーは何でしょうか?
デジタル一眼レフにおいてはCanonが1位、Nikonが2位でシェア数を競っていますが(『BCN AWARD 2021』より)、実際の撮影において、それぞれの機種に良さがあると思います。

よく言われる特徴として、発色の違いがあげられますね。
見た目よりも鮮やかで華やかな色味で仕上がるCanonは、旅行先の人物スナップもドラマチックに美しく撮れるイメージがあるのでとても気に入っています。

ただし、カメラを入手したばかりのころは風景写真をよく撮っていたので、写真をモニターで確認するたびに違和感が…特に夕方!
なんか…見た感じより白っぽすぎるというか、青っぽすぎるというか…?
やはり、見たままの色味で撮れて、特に風景写真の描写がよいという定評のあるNikonも使うべきか?
デジタルを活かし、RAW現像で後から色味を調整するか?
でも、できれば1台だけで撮って出しで楽しみたい…という場合!

そのカメラ、色調補正していますか?
この記事では、ごく簡単な色調補正について紹介いたします。

露出補正

色というのは、光の加減に影響されます。
単純に明るいか暗いかだけでも、色の彩度まで変わって見えるのです。
例として写真を1枚あげましょう。

露出補正1

絞り値:f5.6
露出時間:1/100秒
ISO感度:100

鮮やかな空の青と夏の緑を切り取りたくて撮ったものの、見た感じよりもぼやけているというか、黄みを帯びて白っぽくなった気がしました。

絞り・シャッター速度を手動で調整

そこで、絞り値を1段絞って撮り直したところ…

露出補正2

絞り値:f8
露出時間:1/100秒
ISO感度:100

見たままの色になりました!(同じ構図にできなくてすみません)
このように、露出調整して光の量をおさえるだけで写真のイメージも変わります。

露出時間(シャッター速度)を1段速くしてもよかったのですが、風景写真なので、絞り値を適正のf8にした方が解像度もよくなりました。

自動補正機能を使う

こちらはM(マニュアル)設定で撮っているので手動で露出を調整していますが、A/Av(絞り優先)とS・Tv(シャッター優先)で撮ると、自動で露出補正を行ってくれます。

露出補正3

オレンジ枠のところで調整できます。プラスにすると明るく、マイナスにすると暗くなります。

絞り優先のときはシャッター速度を、シャッター優先の時は絞り値を、適正値に変えてくれるんですね。
手動だといまいちどのぐらいに設定したらいいかわからない…という方は、この露出補の方法がおすすめです。もちろんP(絞り・シャッター自動)モードでも使えますよ。

色調補正

露出補正である程度の色味の印象は変わりますが、単純に明暗を変えただけでは再現できない色味もあります。
例えばこの1枚。

ホワイトバランス1

絞り値:f4
露出時間:1/125秒
ISO感度:200

これは夕方に撮った写真なのですが、目で見た感じよりも鮮やかに青みがかった白っぽい写りになりました。

ワンタッチ!ホワイトバランス調整

この場合は、ホワイトバランス調整機能をつかいます。

ホワイトバランス2

基本はAWB(オートホワイトバランス)にしていますが、夕陽の色をより感じやすくするために「オート」から「くもり」に変更してみました。

ホワイトバランス3

絞り値:f4
露出時間:1/125秒
ISO感度:200

見た感じの色が再現されました!
今回は、設定は全く変わっていないのですが、ホワイトバランスの色の温度を変えることで、赤の色をより強調して写してくれるのです。
個人的にCanonでの風景撮影は、このホワイトバランスの調整を赤めにした方がしっくりいく気がします。

今回は赤っぽくなる「くもり」モードを使いましたが、他にも「太陽光」「日陰」「白熱灯」「蛍光灯」「ストロボ」「マニュアル」のモードがあります。
それぞれの設定をするだけで、写真の色味が変わるので、遊んでみるのもいいと思います。

基本のホワイトバランスに、微調整を加える「ホワイトバランス補正」なるものもありますが、今回はワンタッチで変更できるこちらの機能だけのご紹介でした。

光の明度と3原色を考える

以上で紹介したように、写真の色味は

  • 露出による光の明度
  • ホワイトバランスによる光の3原色

によって簡単に変えることができます。

絞り・シャッター速度・ISO感度のバランスを考える

露出は絞り・シャッター速度・ISO感度の関係を知ると手動でも調整しやすくなります。

明るくなる 暗くなる
絞り値 小さい 大きい
露出時間 遅い 速い
ISO感度 高い 低い

また、どんな写真を撮りたいかによって設定を変えると、思ったように撮りやすくなります。

作例1:背景ボケを活かした調整

絞り優先

絞り値:f3.2
露出時間:1/200秒
ISO感度:200

背景ボケを楽しみたい場合は絞りの数値は小さめにします。
思ったより画面が明るくなってしまう時は、露出時間(シャッター速度)を速くして、光を取り込みすぎないようにします。

作例2:被写体ブレを防ぐ調整

シャッター速度優先

絞り値:f8
露出時間:1/400秒
ISO感度:100

時が止まったように、魚を食べる瞬間のイルカを撮りたいときは、露出時間(シャッター速度)を速くします。
代わりに絞り値を小さくして明るさを調節すると、暗くなりすぎるのを防ぐことができますよ。

こちらは露出時間を1段速く、絞り値を1段開いてもよかったですね…。

背景はボケさせたくないけど止まったような写真を撮りたい場合は、ISO感度での明るさ調整が必要になってきます。そちらは後日、別記事で紹介いたしますね。

写真で表現したいことを考える

ホワイトバランスによる光の3原色の調整は、見たままの色を再現する補正としても使えますが、その写真で表現したいことが何かにとって、使い方も変わってくると思います。

さきほど紹介した森の写真も、見たままの色にこだわるなら赤みを足す調整が効果的です。
しかし夕方というよりも朝の風景として扱いたいなら、調整をしない方が、青みがかった白が涼しげな朝の空気を感じられると思います。

テーマを決めて、あえて見た感じとまったく違う調整にするのも面白そうですね。

おわりに

以上、撮って出しを楽しむカメラ本体の色調補正についてでした。
もちろんカメラ本体だけではなくレンズによっても色味の出方は変わってくるので、色調補正はせずに、それぞれの特徴を味わうのも楽しみ方の一つです。
違いを楽しむために色々なメーカーやレンズを集めていくのも夢ですね!

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