CONTAX Carl Zeiss PC-Distagon 2.8/35の買取価格
掲載日 | 2022年5月27日 |
メーカー | CONTAX |
状態 | 一般中古品 |
買取金額 | 50,000円 |
※こちらの買取金額は季節や年数により相場が変動します。
※買取実績の金額はあくまで参考でお願いします。
【スタッフの感想】
こんにちは、カメラ買取ナンバーワンです。
本日ご紹介の買取品は、『CONTAX Carl Zeiss(カールツァイス) PC-Distagon 2.8/35』です。
商品概要
『CONTAX Carl Zeiss(カールツァイス) PC-Distagon 2.8/35』は、1975年に発売された『Carl Zeiss Distagon 2.8/35』からの派生となります。
基本仕様
タイプ:高倍率レンズ
対応マウント:Y/Cマウント
レンズ構成:9枚9群
焦点距離:35.2mm
F値:F2.8-4-5.6-8-11-16-22
最短撮影距離:0.3m
フィルター接続:クリップオンフィルター、φ70mm
最大径×長さ:70×85.6mm
重量:約740g
特徴① PCレンズ
PCは「Perspective Control」の略。
直訳すると、遠近感をコントロールするレンズです。
レンズをフィルム面(イメージセンサー面)に平行にシフトする機能があります。
『PC-Distagon』は鏡胴が可動する仕組みになっており、これによってアオリ撮影が可能となります。
アオリ撮影ができると、縦長いビル等を撮影するときに、建物が先すぼみにならずに上部まで撮ることができます。
建物以外にも、高低差のあるものを平行に撮るのに役立つ機能です。
特徴② T*(ティースター)
レンズを正面から見たときに、縁に赤文字で記載されている「T*」の文字。
レンズの表面に薄い膜を何層にもわたってコーティングしていることを表しています。
これは「Carl Zeiss(カールツァイス)」のレンズコーティング技術。
こうすることで、レンズ表面での反射を抑え、レンズの透過率をあげ、画像のコントラスト低下を防いでいます。
ちなみに、「カールツァイス」従来のコーティングには「T」、多層コーティングが施されたものには更に「*」がついています。
スタッフコメント
歴史あるブランド「CONTAX」は、ドイツの光学機器製造会社「Carl Zeiss(カールツァイス)」と日本のカメラメーカー「ヤシカ」の共同事業ブランドです。
1975年に販売開始されたこのブランド、まずは「AEレンズ」が開発されました。
AEレンズは、絞り優先AE・マニュアルモードに対応。プログラムAE・シャッタースピード優先AEは非対応のレンズです。
1975年当初は17本のラインナップが展開されていました。
これに対し、1985年にはMMレンズが登場。
このレンズは、プログラムAE・シャッタースピード優先AEに対応しているのが特徴です。
レンズ側面に刻印された最小絞り値が緑色であれば、このMMレンズであると判別できます。
また、商品名で「AEJ」「MMG」など表記されている場合の、末尾のアルファベットについて。
「J」がついているものは日本製、「G」がついているものは西ドイツ製です。
まだドイツが東西に分かれていた頃からのブランドであるところからも、「Carl Zeiss(カールツァイス)」「CONTAX」の歴史を感じさせますね。
(東西ドイツの統合は1990年です)
※レンズ側面にも「Lens made in Japan」「Lens made in West Germany」は表記されています。
こちらの商品は、最小絞り値の刻印文字は白で、「Lens made in Japan」となっております。
さて、こちらのレンズマウントはY/Cマウント。
マウントアダプターはY/Cマウント用のものがあるので、CONTAXカメラ以外で使用する場合は、ご自身のマウントに合わせてアダプターを選びましょう。
アタッチメントを使用する場合は、70-86リングを併用し、φ86mmを装着します。
『PC-Distagon 2.8/35』を実際に使うなら、やはりシフト機能を有効活用したいところです。
旅先のスナップで、高い建物を写真におさめようとすることはよくありますね。
例えば、東京スカイツリーなんかは地上高634m。普通に撮ろうとするとどうしても歪みが発生し、できあがりの構図が不安定なイメージになります。
『PC-Distagon 2.8/35』だったら、レンズを平行に動かせるので、先すぼみの歪みも心配なく、広範囲の構図が撮れるのです。
あとで編集ソフトで調整する必要もなく、撮って出しで高層ビルなどの風景写真を楽しめます。
他にも、柱の多い室内などを引きの構図で撮るときに、歪みなく平行に撮ることもできます。
最大F値2.8という明るさなので、室内撮影でも安心ですよ。
さらに近距離補正機構を備えたこのレンズは、最短撮影距離も0.3mと、被写体にかなり近づいての撮影が可能。
マルチに対応したレンズです。
ここまで使用前提でお話ししましたが……
この『CONTAX Carl Zeiss(カールツァイス) PC-Distagon 2.8/35』は、生産終了した希少品です。
あえて使用せずにコレクションする方も多いのではないでしょうか?
本来の目的としてレンズを使用するか、あえてケースに飾って眺めるか。
どちらにせよ、入手してみたい一品ですね!
こちらは希少品のため、高価買取をさせていただきました。
当店に買取をお任せいただき、誠にありがとうございました。
製造終了したオールドレンズは、中古市場でも人気がございます。
もし使用されていないレンズがお手元にございましたら、一度査定されてみてはいかがでしょうか。
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